(第4回)和歌山市内に湧く花山温泉(和歌山県) - 心に残る日本の旅/温泉、ローカル線、宿 (井上晴雄)

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(第4回)和歌山市内に湧く花山温泉(和歌山県)

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 花山温泉


 JR阪和線和歌山駅から、タクシーで約10分。市街地にありながら、山峡の秘湯さながらの、濃厚な土類泉を味わうことができる。

 地質の変化から長年、自然の湧出が止まっていたのだが、1960年にボーリングした結果、地下501mのところで湧出。

1993年に大浴場をリニューアルして再オープンしたのが、この鉄筋3階建ての建物。外観はビルやテナントに囲まれ、そう目立たないが、1200年前に行基法力の湯として繁栄しただけあってか、その効能がたちまち話題を呼んだ。

あっという間に、入湯客の足が絶えない不況知らずの温泉になったのだ。


 フロントは2階にある。受付を済ませて、通路伝いに風呂場へ。廊下の壁に透明の管が取り付けてあり、地下より源泉が勢いよく汲み上がる様子を見ることができる。
花山温泉  花山温泉の湯は濃厚な黄土色を呈している。湯に浸かるとあっという間に体が見えなくなる。炭酸、鉄分のほか、カルシウム、マグネシウムの含有量が多いためだ。湯船の縁には、赤褐色の析出物(カルシウム)が付着していて温泉の効き目を感じさせる。



「毎週のように来とるんですが、ここの温泉は骨の髄まで効きますなあ。別人のように体が軽くなるよ。」と岸和田市からいらっしゃった70代のおじいさんが満面の笑みで話してくれた。
花山温泉の一般的な入り方は、15℃の温度差のある高温、冷泉の湯に交互に浸かること(目安はそれぞれ3分ずつ)。冷泉に入るときは少々つらいが、皮膚が刺激されて活性化が促される。
係の方によれば、3日宿泊したら血流の変化を実感できるのだという。サウナ、気泡風呂、寝湯が隣り合わせにあるので、様々な湯に入りながら、体を徐々に順応させていけばよいのではないだろうか。
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大浴場の湯の中を通っていくと、露天風呂がある。サツキやナンテンの木々を見ながら入れる岩風呂も野趣があって、なかなかいい。
 湯上りには、廊下の脇にある湯飲み場で、温泉を飲用してみてはどうだろうか。蛇口から注がれる源泉は湧きたてで、まだ酸素と触れていないために無色透明(置いておけば酸化して茶褐色になる)。一見甘いサイダーのようで飲みやすそうだが、炭酸の効いた鉄さびた苦い味がする。しかし少し我慢して飲めば、「良薬は口に苦し」という諺をこれほど実感するものはない。
万病に効き、中でも胃腸病や貧血などの効能は抜群だという。

 入浴後は無料休憩所でゆっくりくつろぐことで、温泉入浴の効果が倍増する。ここは入湯者たちの憩いの場になっており、いつ来ても和やかな談笑の風景が見られる。
「花山さんは本当にいい温泉だなあ。病院に行っても全然直らへんかったアトピーが、不思議と引いてきたんよ。」「私は、足腰が全然立たんかったやんか。でも、花山さんに通うようになってから杖なしでも歩けるようになったんよ。全く有難いわ。」と、喜びの声が今日も絶えない。
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従業員も皆、肌が綺麗で性格穏やか。「おばあちゃん、お元気にされてましたか?今日もどうぞごゆっくりしていって下さいね」。従業員共々、お客さんの輪に溶け込んでいる。湯と身近に接することで心のゆとりが生まれてくるのだろう。傍らで見ながら、こちらまでほっと心和まされた。

花山温泉

TEL:073-471-3277
FAX:073-471-6467

〒 640-8303
住所 和歌山県和歌山市鳴神574

料金:1泊2食付:8000円~
1泊朝食付:5500円~
素泊まり:4500円~
(税別・サ込み)

宿舎:鉄筋3階建て、1968年開業、P60台
予約 常時受け付け

チェックイン/アウト:
    15時~/~10時

営業期間:通年



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