(第18回)遠州灘を一望できる、弁天島温泉(静岡県) - 心に残る日本の旅/温泉、ローカル線、宿 (井上晴雄)

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(第18回)遠州灘を一望できる、弁天島温泉(静岡県)

(第18回/静岡県)遠州灘を一望できる、弁天島温泉

(地図を開く)静岡県浜名郡舞阪町

弁天外■浜名湖の南部に弁天島という島がある。少し南に行けば遠州灘という素晴らしい立地条件。電車の中で案内書を読んでいると、JR東海道線が弁天島を通っており、沿線に弁天島温泉という温泉が湧いているのを知った。しかも弁天島駅から徒歩2分という近さ。静岡でビジネスホテルを探す予定が急遽、途中下車してみることになった。


■豊橋駅で乗り換えた静岡行きの普通列車は、明るい市街地を抜け、車窓に時折海を映しながら快走した。黄昏の弁天島駅に着くと浴衣姿のおばさんたちが、湯上りの顔を光らせて横切っていった。弁天島は明応7年の津波によって舞阪北部の砂洲が切り離されてできた5つの島の総称である。明治14年に舞坂町から橋が架けられて以来、海水浴場や保養地としての開発が始まった。弁天島温泉は昭和35年に開湯され、現在では数件の温泉旅館やホテルが海に沿って軒を連ねるようになった。


■予約を入れた浜名湖観光ホテル開春楼は、大通りを隔てたところに建つ9階建てですぐに分かった。階段を上って玄関口に入ると、インド砂岩の壁がそびえていて、その先には洋風のロビーが広がり優雅さを感じさせた。「
全室が海に面しているので景色もいいですよ。」係の方が丁寧に客室へ案内してくれた。開春楼は明治時代初頭に開業した老舗で、和敬静寂をもてなしの原点として、旅籠の精神とホテルの機能性を兼ね備えたホテルである。それだけに館内には垂直と水平の構成美が息づき、様々な風景をモチーフにした絵画の数々が目を楽しませてくれた。


弁天部屋弁天海■案内された洋室はスウィートルームさながらの充実した設備を備えていた。ワイドサイズのベッド、格式ある
間仕切り、そして淡い色調でまとめられた広々とした空間。「客室は夏と冬で意匠替えもさせていただきます。」その言葉通り、季節の風物を感じさせる客室でもあった。大きく切り取られた窓からは光が満ちていて、近寄ると、視界一杯に明るい遠州灘が広がった。中心には弁天島のシンボルである赤い鳥居の点景。そのパノラマの素晴らしさに一息入れた。
弁天湯


■地下一階に下りると湯殿があった。白と黒で統一された空間には大理石の浴槽が横たわり、なみなみと出湯が張られていた。木製の湯桶を片手に湯にざんぶりと浸かる。温泉は含塩化土類弱食塩泉で、リウマチや関節痛などに効果のある良泉。湧き出る湯の音を耳にし、ガラス越しの庭園を見渡しながら熱い湯に浸かっていると、あっという間に疲れが海の彼方に飛んでしまった。



■初夏の風情を感じたいと思って、湯上りに、浜辺へ出た。見上げると青い月夜だった。裏手の海浜公園にはヤシの並木が続き、岸辺には釣り人のシルエットが映っている。静かな波音がする浜に下りると、黒い遠州灘の向こうに、街の明かりが星屑のようにまたたいていた。足元には打ち寄せる波は万華鏡のように薄紫にきらきら光っている。もう海水浴や潮干狩りの季節なのだろうか。向こうのほうから、打ち上げ花火の小さな閃光がぽつぽつ見え、若者たちの楽しそうな声が聞こえてきた。


<浜名湖観光ホテル開春楼>

(泉質)ナトリウム・カルシウム・マグネシウムー塩化物泉
(効能)神経痛、関節痛、筋肉痛、五十肩など
(1泊二食付)16000円~
(日帰り入浴)可(大人1000/910時、1421時)
(電話)053-596-1111
(住所)静岡県浜名郡舞阪町弁天島温泉弁天電車
(交通)JR東海道線弁天島駅徒歩1
・東名高速浜松西ICより15?

(その他)舞阪町観光協会:053-592-0757

浜名湖観光ホテル 開春楼



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