(第17回)伯耆富士・大山登山(鳥取県) - 心に残る日本の旅/温泉、ローカル線、宿 (井上晴雄)

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(第17回)伯耆富士・大山登山(鳥取県)

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「大山~秀麗なる中国地方の最高峰~」
 


 大山は、国引神話の一節で、「島根半島を繋ぎ止めた杭」として、描写されているように、平安時代から、山岳仏教の聖地とされてきた。また、その秀麗な姿から、「伯耆富士」とも呼ばれ、中国地方の最高峰として、山陰地方独特の景観を作ってきた。大山には、弥山へと至る夏山登山道や、中国自然歩道などが整備されており、比較的登りやすい山の一つである。
朝7時頃、大阪を出発。近畿道、中国道、米子自動車道と乗り継いで、大山橋たもとの駐車場に到着したのは、正午過ぎだった。駐車場から土産屋の立ち並ぶ通りを抜けると、佐陀川に架かる大山寺橋に差しかかった。橋の上からは、上流方向に、大山の三鈷峰や大山北壁が雄大に見えた。


 その付近で準備体操をして、早速、登山開始。大山寺橋を渡って、車道を100mほど進めば、左手に、夏山登山道の入り口。そこから、苔むした石垣に挟まれた階段を100段ほど上ると、登山届のポストがあり、そこで名簿を提出。すぐに、狭い溝状に延びる登山道が現れる。

 
  土留めが施された道を10分ほど登って1合目の標柱を通過。この付近は、杉や檜などの針葉樹林の大木が、うっそうと生い茂り、まだ視界は良くない。徐々に傾斜が次第に増してゆく。訪れた季節は秋。30分ほど登って、2合目に差し掛かる案配より、取り囲む木々は、深い緑からミズナラやブナの黄金色へと変化していった。山道はジグザグに蛇行を繰り返し、標識を除いては一段落できるような目標物も先に見えない。4合目を通過すると、次第に展望が開けてきて、樹間より、大山寺の街並みが小さく見え隠れしはじめた。植生は、樹齢を重ねたブナへ。麓を見下ろせる5合目付近にて、休息を取った。そこは、元谷からの行者コースとの合流地点となり、山の神を祀る石の祠もある。
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  避難小屋が見えると6合目。そこから、急に、勾配がきつくなる。もう一度休憩を取って、靴ひもなどのチェックを行おう。足下に注意しながら、砂利道を踏みしめるにつれて、後方の視界は大きく開けはじめる。振り向けば、大山寺の集落が眼下に一望できる大展望。西には、三沽峰、宝珠の尾根が横たわり、北西方向には、日本海から弓ヶ浜半島までを遠望できた。
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  8 合目、麓より絶えることなく続いていた登り坂が、平坦な木道に変わる。天然記念物に指定されているダイセンキャラボクの群落が、深緑の葉に赤い実を付けて一面に広がっていた。すぐ先に見える避難小屋の裏側が、大山のピークの一つである弥山だ(標高1711m)。「大山」と書かれた横長の標石を目印に折り返そう。北側に、もう一つのピークである剣が峰(標高1729m)が見えるが、落石の危険性ゆえに縦走禁止なので注意。
下山は、避難小屋をそのまま時計回りで廻って、ダイセンキャラボクの群落を右手に見ながら木道を進む。左手に、梵字ヵ池を過ぎて、僅かな傾斜を登ると、往路の主道と合流する。あとは、足下に注意して、大山寺集落へ。1合目のポストで、下山届けも忘れずに。
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今回は、大山寺橋から弥山間の往復登山を行った。所要時間約5時間。6合目からの勾配が当ルートの最大の難所であるが、それまでの緩やかな勾配での疲労が、意外と大きいかもしれない。何しろ、視界がほとんど開けず、変化の乏しい一方的な登りが続くのだから。歩いても歩いても、なかなか先が見えてこないわけだが、6合目からの展望を楽しみにしつつ、豊かな植生に、しばしば足を止めながら、歩を進めてみてはどうだろうか。

-DATA-

場所:
鳥取県西伯郡大山町
交通:
マイカーの場合、米子自動車道米子IC~県道24号線で大山寺
JRの場合、JR米子駅から日本交通バスで50分大山寺下車
駐車場:
大山寺橋周辺(下山駐車場、南光河駐車場ほか)
トイレ:
大山寺橋周辺、山頂避難小屋



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